蒸発光散乱検出器 Evaporative Light Scattering Detector


蒸発光散乱検出器 (エバポレイティブ光散乱ディテクター) は、正確なエアロゾルのスプリットコントロールにより、あらゆる溶媒 (移動相)・グラディエントや高流速のクロマトグラフィーにおいても検出条件の最適化が可能な ELSD です。

特徴

  • 最新のテクノロジー:Thermo-Split™ Technology
  • ドリフトチューブ温度コントロール
  • スプレーチャンバー温度コントロール
  • コンベンショナル UV-VIS クラスの低価格
  • 明るく見やすいディスプレイと簡単なナビゲーション
  • 吸光係数に依存しないダイレクトディテクション
  • HPLC の New スタンダードディテクター
  • 超コンパクトデザイン

The SofTA Advantage: Thermo-Split™ Technology

ELSD(蒸発型光散乱検出器)は、溶離液を噴霧・気化させ、サンプルの微粒子に光を当ててその散乱光を検出するため、ほとんどすべての化合物 (揮発性の高い化合物を除く) を、その化合物の光学的性質 (UV 吸収の有無・吸収波長・吸光係数など) によらず検出できます。
また、弊社が取り扱う ELSD では、"Thermo-split technology" により、水系移動相から有機系移動相まで幅広く移動相を選択することができ、極性化合物から脂溶性化合物まで様々なサンプルを検出することができます。

従来の手法

ELSD では、液体クロマトグラフィー(HPLC)溶出液をネブライザーで噴霧化してエアロゾルとしますが、エアロゾル中のスパイクノイズや検出部の汚染の原因となる大きな液滴を取り除く必要があります。
従来の一般的な ELSD は、サイホン状のネブライゼーションチャンバーでトラップする方式(図.1)や、フローラインにプレート・インパクターを付けてトラップする方法(図.2)がありますが、これらの方法では、流速に応じた、特に高流速の際にネブライズの最適化が困難で、検出感度に大きく影響します。

SofTA:Thermo-Split™ Technology

「Thermo-Split Technology」 は、穏やかなカーブを描いたスプレーチャンバーの温度をコントロールすることにより、低沸点溶媒や高流速など、あらゆる条件のクロマトグラフィーにおいても検出条件の最適化が図れます。

ドリフトチューブを加熱することにより、エアロゾル粒径は小さく均一になって、検出部に導かれます。
また、適度に冷却することにより、低沸点溶媒のエアロゾルを凝縮して取り除くことが可能です。

SofTA ELSD Technical Information

リン脂質の高感度分析:10 ng 検出

DPPC(Dipalmitoylphosphatidylcholine: 脂肪酸に2個のパルミチン酸を含む)をサブミクロンカラムで分離・検出したものです。

Sample : Dipalmitoylphosphatidylcholine
Column : HILIC Polar-Diol 2.1 x 100 mm L
Mobile Phase : (NH4 = 25% in Water)
  A ; CH3Cl : MeOH : NH4 = 160 : 39 : 1
  B ; CH3Cl : MeOH : H2O : NH4 = 120 : 68 : 11 : 1
Flow Rate : 0.2 mL/min
Spray Chamber: 50 ºC / Drift Tube: 50 ºC

有機合成反応のモニタリング

UV吸収のない原料”Butoxy phenylalanine”と ”Glycine methylester”から”Boc-Phe-Gly-OMe”を合成したものです。

Sample : Synthesized Compound
Column : BETASILC18 4.6 x 150 mm L
Mobile Phase :  A_H2O,  B_MeOH
Flow Rate : 1.0 mL/min
Spray Chamber: 45 ºC / Drift Tube: 60 ºC

Triacyl glycerol マッピング

Sample : Macadamia Nut
Column : BetaBasic C18 4.6 x 150mm L (Col. Temp. : 25 ºC)
Mobile Phase : A_CH3CN,  B_DCM
Flow Rate : 1.0 mL/min
Spray Chamber: 60 ºC / Drift Tube: 60 ºC

オリゴ糖のグラディエント分析

Sample : Starch Hydrolysate
Column : ASAHIPAK NH2P 4.6 x 150 mmL (Col. Temp. : 40 ºC)
Mobile Phase : A_CH3CN,  B_H2O
Flow Rate : 1.0 mL/min.
Spray Chamber: 25 ºC/ Drift Tube: 45 ºC

セラミド(Ceramide)混合物のグラディエント分析

Sample : Ceramide Mixture
Column : Diol 4.6 x 150 mmL (Col. Temp. : 35 ºC)
Mobile Phase : A_Chlorohorm,  B_95%MeOH/H2O
Flow Rate : 1.2 mL/min.
Spray Chamber: 45 ºC/ Drift Tube: 55 ºC

Model 300S 基本仕様

モデル Model 300S
光   源 レーザー/発光ダイオード(670 nm / 5 mW)
検   出 密封型フォトダイオード/演算増幅器
Drift Tube温度 室温+5℃〜+120℃
Sprday Chamber温度 +10℃〜+70℃
流 量 範 囲 0.2〜5.0 mL/min.
ガ ス 消 費 量 〜2.5 SL/min.(60〜80 PSI:窒素ガス、ON/OFF可能)
操 作 環 境 温度:+15〜+30℃、湿度:90%以下(非結露)
動 作 電 源 100 V、50 / 60 Hz、600 W
インターフェース 20桁/2行ディスプレイ、4-マルチファンクションボタン
外 寸 法 249 (W) x 457 (D) x 292 (H) mm
重 量 11 kg

本製品輸入元 日科機バイオス株式会社
販売元 エムエス機器株式会社


アプリケーションリスト

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